派遣を選んだ7つの理由と派遣先が気を付けるポイント

2022.11.18

派遣を選んだ7つの理由と派遣先が気を付けるポイント

派遣という働き方には多くのメリットがあり、派遣を選んだ理由もさまざまです。そこで今回は、派遣という働き方を選んだ派遣スタッフの声とともに、依頼時や職場見学時のポイントについてご紹介します。

派遣で働く理由第一位は「働く時間を選べるため」

一般社団法人 日本人材派遣協会が2021年度に「派遣で働く理由」について調査した結果、「働く時間や時間帯が自由に選べるため」がもっとも多く43.3%、次いで「勤務地を選べるため」(40.1%)、「すぐに仕事に就けるため」(35.0%)となりました。

一般社団法人 日本人材派遣協会「派遣社員WEBアンケート調査結果2021年度」

【派遣のホンネ】派遣を選んだ理由

実際に派遣という働き方を選んだスタッフの声をご紹介します。

理由①勤務時間を選びたいから

スタッフA(一般事務)

子どものお迎えなどもあるため、送迎時間と通勤時間、勤務時間のバランスで派遣を選びました。正社員で時短勤務制度も利用しましたが、子どもの年齢によって使えなくなるため、家の近くの職場で17時までの週5日勤務の派遣を選びました。派遣先での職場見学時にも、条件を詳細に教えてもらえたうえで、自分の働き方の希望を伝えることができました。就業開始後は、残業がないよう気にかけていただけて働きやすいです。

理由②フリーランスの仕事と両立したいから

スタッフB(通訳・翻訳)

翻訳の仕事をフリーランスで受けながら、派遣の仕事をしています。翻訳の仕事は、立て込むときがあったり、逆に手があくときがあったりと就業時間や収入が不安定なため、短時間でも派遣の仕事行うことで、仕事量や収入面でバランスがとれています。

派遣依頼時のPOINT

勤務時間にこだわって派遣を選択するスタッフは多いため、依頼の際は、ざっくりとした就業時間や残業時間ではなく、なるべく細かく伝え、業務確認時にはスタッフの希望も確認しておくとよいでしょう。

理由③勤務場所を選びたいから

スタッフC(営業事務)


パートナーが転勤族で、3年に一度は転勤します。子どものことを考えると単身赴任は避けたいため、転勤に合わせて私も働く場所を変えるようにしています。派遣なら、転居先に派遣会社の拠点があれば、最寄駅など勤務希望エリアを事前に登録しておくことで、引っ越し後すぐに働くことができ便利です。社会保険や有給休暇も継続できるため安定して就業できています。

派遣依頼時のPOINT

通勤については、車通勤/原付/自転車通勤の可否や、複数路線の最寄駅などの情報を伝えるとよいでしょう。勤務地に土地勘がない人でも通勤ができるルートの提示ができると、興味をもたれやすくなります。

理由④早く就業開始したかったから

スタッフD(経理事務)


前職の退職後1ヶ月以内に次の仕事を決めないと、現在子どもが通っている保育園を退所しないといけないという状況でした。十分に就職活動ができないままの退職となってしまったため、人材紹介会社と派遣会社に同時登録をしました。エージェントからの案件紹介もすぐにありましたが、派遣のほうが決定までが早く、1ヶ月以内に就業を開始することができました。

理由⑤働く時期や期間を選びたいから

スタッフE(IT職)

ワールドカップは必ず現地に見に行くと決めているため、4年に1度、1ヵ月以上日本を離れます。その期間は仕事を行うことができないため、派遣という形態で仕事をすることにしました。3年満了まで働いたり、期間限定のプロジェクトに参加したり、自分のタイミングに合わせて働けるので嬉しいです。

派遣依頼時のPOINT


派遣は「すぐ働きたい」という希望に応じて派遣先を紹介できる雇用形態です。即日就業開始可能や、産休代替での募集、プロジェクト増員のための期間限定での募集など、依頼背景を伝えるとよいでしょう。

理由⑥仕事内容を選びたいから

スタッフF(OA事務)


新卒入社では希望をしていなかった営業部配属に。他部署配属の希望を出しましたが、通る目途も見えなかったため退職しました。職務に拘りたかったので職務異動がある「総合職」という雇用形態よりは、仕事内容が契約で定められた派遣での働き方を選択しました。未経験からでも挑戦できたり、キャリアアップも目指せたり、自分を成長させる仕事を主体的に選べる点が派遣のよいところだと思います。

派遣依頼時のPOINT

会社によるキャリア成長の場を待つ、ではなく自分で成長できる仕事に就くというスタンスで派遣を選ぶスタッフも多くいます。将来的に依頼したいと考えている業務があれば、「○○な状況で○○さんの意向が合えば、○○な業務もお願いしたいと考えています」といった伝え方で期待値の調整をしつつ、どんなスキルが身につくかなどもあわせて伝えるとよいでしょう。

理由⑦職場の人間関係や組織に悩みたくないから

スタッフG(テレマーケティング)


正社員で働いていたときは、会社の社風や文化にあわせていました。苦手だなと感じる上司や同僚がいても業務外での交流もあるため、程よい距離感を保つことが難しくストレスを感じることもありました。派遣での働き方では、業務としては一緒に働くパートナーとして受け入れていただきつつ、業務外交流までは求められないところが自分に合っていると思います。周りの派遣スタッフ同士もさまざまな会社での就業経験があるため、程よい距離感での働き方を進めやすいです。

派遣依頼時のPOINT

職場での適度な距離感を求め派遣を希望する人もいます。業務外でのイベント参加などがある場合は、任意であるか、参加しなくても問題ないかなども説明すると安心感が得られます。

ホンネから考える派遣継続のコツ

派遣という働き方を選んだ理由はそれぞれ異なるため、気にするポイント、確認したいポイントも異なります。まずは人選依頼の際に派遣会社に伝えられる情報は細かな点も伝えるとよいでしょう。また、派遣スタッフの仕事をする上で大切にしたい条件を知ったうえで受け入れを開始すれば、安定就業につながるでしょう。派遣スタッフに直接確認しづらいときは派遣会社にご相談ください。

◇あわせて読みたい
【派遣スタッフのホンネ】初回契約時、こんな理由で辞めました/続けました
【派遣スタッフのホンネ】就業開始1年、こんな理由で辞めました/続けました
【派遣スタッフのホンネ】6つの事例で紹介。派遣先の就業マネジメントで嬉しかったこと

派遣のご依頼はこちら お問い合わせはこちら