【給与計算・社会保険事務(労務事務)編】派遣依頼時に伝えるとよいポイント

目次
全職種共通のヒアリング項目はこちらをご覧ください。
今回は【給与計算・社会保険事務(労務事務)】に関して、とくに確認させていただきたいポイントをご紹介します。
給与計算・社会保険事務(労務事務)といってもさまざま
労務事務といっても、 給与計算や社会保険手続き、使用するシステム、対応範囲などにより、さまざまな業務があるため、 求められる経験やスキルも依頼いただく内容によって変わります。
そのため、可能な限りミスマッチが起こらないようにヒアリングさせていただくポイントとその背景をお伝えします。
営業に伝えるとよいポイントとその背景
労務事務の派遣依頼時に、営業に伝えるとよいポイントは以下の5点です。
- 業務内容
- アウトソーシングの有無(業務範囲)
- 処理件数
- 締め日などのスケジュール
- PC操作や使用システム
業務内容
労務事務のなかには、「勤怠管理や給与計算」がメインの業務や「社会保険の手続き」がメインの業務などがあり、幅が広い職種です。
また、労務事務は専門的な職種でもあるため、スキルアップを希望する派遣スタッフが多くいます。直近で任せたい業務内容だけでなく、ゆくゆく任せたいと思っている業務内容をあらかじめ伝えていただくことで、将来的な志向まで合致する方を紹介することができます。
アウトソーシングの有無(業務範囲)
業務効率の観点から、労務業務を外部へアウトソーシングしている企業も多いかと思います。経験を通じてスキルを身につけたいと考える派遣スタッフにとって、「想定していたよりも知識や経験を身につける場面がない」とならないよう、労務業務を一部アウトソーシングしている場合は、どこまでの業務をスタッフに任せたいのか、明確にしておくとよいかと思います。
処理件数
派遣スタッフが業務ボリュームをイメージするうえで、処理件数は一番重要な情報になります。給与計算をおこなう場合は、従業員数や処理対象の人数、入退者の手続きをおこなう場合は、ひと月の平均入退者の人数や今後の人員計画などをお知らせいただくことで、派遣スタッフ自身も業務のイメージがつきやすく、より良いマッチングにつながります。
締め日などのスケジュール
月末に勤怠が締まってから、勤怠管理や給与計算業務をおこなう場合が多いため、労務事務は月末・月初に業務が集中する可能性が高いと思われます。
勤怠回収の締め日や、給与計算のスケジュールなどが決まっている場合は、事前にお伝えいただくことで、いつどのくらいの残業の可能性があるかどうかイメージがつきやすくなります。
PC操作や使用システム
専用のシステムに入力ができればよいのか、Excelを加工して社員の勤怠データ集計をする必要があるのかといった点でも、派遣スタッフに求めるPCスキルに違いがあります。任せる業務内容に応じて、必要なスキルが異なりますので、必要なPC操作に関してもおうかがいしています。
また、労務事務の場合、専用ソフトやシステムを利用している企業も多いかと思います。使用しているシステムを事前に派遣スタッフへ伝えることができれば、使用経験のある派遣スタッフにとっては、業務イメージがよりつきやすいため、応募の可能性があがります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は【給与計算・社会保険手続き(労務)事務】に関して、リクルートスタッフィングが派遣先企業のご担当者にお聞きしたいヒアリングポイントをまとめさせていただきました。
細かな点まで情報を整理して伝えるには、手間がかかるかもしれませんが、派遣会社に上記のポイントを伝えていただくことでよりマッチした派遣スタッフをご紹介でき、安定的に就業できる可能性が高くなります。
ぜひ今後の派遣依頼時にお役立てください。
また、そのほかの職種別ヒアリングポイントはこちらをご覧ください。